And so, Raistlin, we meet again.
伝説5巻p275
それでは、レイストリン、また会ったわけだな。
“My Queen.”
「わが<女王>よ」
You bow before me, wizard?
わらわの前にひざまずくのか、魔法使いよ?
“This one last time, I do you homage.”
「これが最後ですが、あなたに敬意を表しましょう」
And I bow to you, Raistlin.
では、わらわもそなたに礼をしよう、レイストリン。
“You do me too much honor, Majesty.”
「身にあまる光栄です、女王陛下」
On the contrary, I have watched your gameplay with the keenest pleasure. For every move of mine, you had a counter more.
それどころか、わらわはそなたのゲーム運びをこの上なく楽しく見物させてもらった。わらわが動くたびに、そなたは封じ手をかけてきた。
You have proved yourself a skilled player, and our game has brought me much amusement. But now it comes to the end, my worthy opponent.
そなたは優秀な指し手であることを実証したし、このゲームはわらわには非常におもしろかった。だが、そろそろやめにするときがきたぞ、わがあっぱれな好敵手よ。
Return to your cleric.
そなたの僧侶のもとへもどれ。
Kneel down beside her. take her in your arms and hold her close. The mantle of death will fall upon you both.
彼女のかたわらにひざまずき、彼女をかき抱いてしっかりと抱きしめてやるがいい。そうすれば死のマントがそなたたち二人を包むだろう。
“Takhisis, Great Queen, truly I thank you for this gracious offer. but I play this game--as you call it--to win.”
「偉大なる女王タキシス、慈悲深いその申し出、心からありがたく思おう。だが、ぼくはこのゲームに――あなたがそう呼ぶならば――勝つつもりなのだ」
And it will be a bitter end--for you!
苦しい終焉になるぞ――そなたにとってな!
“Your Majesty is too gracious. I am unworthy of such attention....”
「女王陛下はたいそう慈悲深くあらせられる。だが、ぼくはそのような配慮を受けるには値しない……」
And now you mock me! Smile your twisted smile while you can, mage.
そしておまえはわらわをあざけるのだな! できるならば、いつまでもその拗ねた笑みを浮かべているがよい、魔法使い。
Prostate yourself before me! Beg my forgiveness!...
わらわの前にひれふすがよい! わらわに許しを乞うのだ!……
“My Queen...”
「わが<女王>よ……」
What, not yet on your knees?
どうした、まだひざまずかぬのか?
“My Queen...it is your move.”
「わが<女王>よ……あなたの手番です」
***
<扉>の前でレイストリンが喝破した<女王>の怯え、余裕のなさがここにきてはっきり現れました。いっそこのまま勝ってしまって欲しいような……いや待て待て。
「拗ねた笑み」はキティアラ姉さんの"crooked smile"ではなく"twisted smile"なのですね。
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