“The next time you will see, Crysania, is when you are blinded by darkness...darkness unending.”
伝説5巻p259
「この次あなたがはっきりと見えるようになる時は、クリサニア、それはあなたの目が闇にくらまされた時なのです……終わりなき闇に」
“I see now,”
“I see so clearly! I have deceived myself!”
「見えるわ」
「こんなにはっきりと見える! わたしは自分自身を欺いていたのだわ!」
“I’ve been nothing to him--nothing but his gamepiece to move about the board of his great game as he chose. And even as he used me--so I used him!”
「わたしはかれにとって何でもなかった――かれが望んだ偉大な勝負の盤上をzちこち動かされるゲームの駒でしかなかったのだわ。そして、かれがわたしを利用しているあいだ――わたしもかれを利用していた!」
“I used him to further my pride, my ambition! My darkness only deepened his own!”
「わたしは自分の思いあがりのために、自分の野心を満足させるためにかれを利用していたのだわ! わたしの暗黒はかれの暗黒をいっそう深くしただけ!」
“He is lost, and I have led him to his downfall. For if he does defeat the Dark Queen, it will be but to take her place!”
「かれは迷ってしまった。そして、わたしはかれを失墜に導いてしまったのだわ! なぜなら、かれが<暗黒の女王>を打ち負かせば、それは女王にとってかわることにほかならないのだから!」
“I have done this, Paladine! I have brought this harm upon myself, upon the world! But, oh, my god, what greater harm have I brought upon him?”
「これはわたしが招いたことです、パラダイン! わたしはこの害を自分自身にもたらしました、世界にまで! ですが、ああ、わが神よ、わたしはどれだけ大きな害をあの人ににもたらしたことでしょう!」
“I love you, Raistlin,”
“I could never tell you. I could never admit it to myself.”
“What might have changed, if I had?”
「愛しています、レイストリン」
「あなたに告げることはできませんでした。わたしは自分でそれを認めることができなかったのです」
「もし告げていたところで、いったい何が変わったでしょう?」
She drew a breath. “Paladine, forgive me,” she murmured.
Another breath. “Raistlin...”
Another, softer breath. “...forgive...”
クリサニアは深く息を吸い込んだ。「どうかお許しください、パラダイン」つぶやく。
もうひと呼吸。「レイストリン……」
もうひとつ、かすかな呼吸。「……許して……」
0 件のコメント:
コメントを投稿